はきだめにつる

▶ 22.06.21 日プS1関連エントリを下げました。今までご覧くださりありがとうございました。

2016年観劇総まとめ

今年も無事推し納めをしてきました。

2016年がようやく終わる~~~。嬉しいな。

身内と「(推しを見なすぎて)推しの顔忘れる」って冗談で話してたけど、本当に忘れてもおかしくないくらい現場がなかった。

なんだかんだで5年目に突入する俳優おたく生活。推しにはまだまだわたしの偶像でいてほしい。頼むぞ。



今年は推しの現場が少ないのをいいことに、観劇欲の赴くまま様々な作品に足を運んだ1年となりました。

来年こそは推しの映像俳優としての本領発揮を切実に期待しつつ、2016年に観劇した作品を振り返っていこうと思います。


2月


私のホストちゃん THE FINAL~激突!名古屋栄編

2月6日(天王洲銀河劇場

俺たち栄の暴れ馬たちがホストを目指す!No.1!No.1!

2014年冬、友人に連れられて初めてホストちゃん(福岡中洲編)を観た。

めちゃめちゃ楽しかった記憶が先行して、ホストちゃんが再演したら絶対に行くと心に決めていた。推しは特別いなかったけど、強いて言うなら夕妃さんと深雪くんのホス毛兄弟が好きでした。

─────── 終わってみたら璃来哉くん(演・黒羽麻璃央)に陥落していた。

2月6日に璃来哉くんの姫(=おたく)によるNo.1企画が決行されることはうっすら把握していたけど、麻璃央くんなら物販分はラブ入れようかな、くらいのゆる~いテンションで席に着いた自分を殴りたい。*1

必死にラブ(=ホストちゃん世界の通貨単位)を贈る彼の姫たちに呼応するように、No.1レビューの幕が上がった瞬間、真っ白な羽を背負って歌い出した璃来哉くんはさいっこうにギラギラしていた。ギラギラしすぎて後に発売されたDVDでは物理的に発光していて大笑いした。

自分のレビューは会場みんなで盛り上がって欲しかったし、

自分にラブをいれてくださった誰かにラブを入れた関係なしにホストちゃんのラストを楽しんで欲しかった!

黒羽麻璃央 公式ブログ - まりおのホストちゃん - Powered by LINE

ほんとにめちゃくちゃ楽しいNo.1レビューでした!

「ゴーシゴシご指名\チョーーダイ!/」のシャウトがかっこよすぎて永遠に引きずっている。
ホストちゃん後遺症で麻璃央くんに沸くのそろそろやめたい。


途中でママ僕*2観にきたんだっけ?って錯覚するほど、ホストたちが「ママ!」「ママ!」と連呼するので笑った。
小川菜摘さんの“ママ”、包容力がすごい。可愛かった~~~。




SHOW BY ROCK!! MUSICAL〜唱え家畜共ッ!深紅色の堕天革命黙示録ッ!!〜

2月11日(Zeppブルーシアター六本木)

YGT*3なので、三次元のシュウ☆ゾーくん(演・三津谷亮)を絶対に見なければならないという謎の使命感に駆られていた。

サンリオが監修に入っているそうで、衣装の耳やしっぽがとてもボリューミーでもっふもふ。

リクちゃん(演・橋本祥平くん)は三次元に存在したんだなあ………………
全キャラクターの再現クオリティーが非常に高く、原作ファンとしても大満足の舞台化でした。

ユニット「シンガンクリムゾンズ」のボーカル・クロウを演じた米原幸佑さん、とにかく歌が凄まじく良かった。ライブパートでの盛り上げぢからがえげつない米原クロウ。ギターをイケイケに弾き鳴らすクロウちゃんがかっこよすぎて、ライブパートは家畜*4として赤ペンラ振りました。

ミュージカルと冠してはいるものの、世間一般が想像するミュージカルのように台詞を歌に乗せる演出はなく、芝居パートとライブパートが完全に独立している作品。最近2.5界隈でこの構成をよく見かける気がします。




3月


少年社中「パラノイア★サーカス」

3月2日(サンシャイン劇場

パラノイア~」の観劇後、Twitterで「毛利演出で黒執事のサーカス編観たい!!!!」と騒いでいたところ、実現して驚いたしめちゃくちゃ嬉しかった。

舞台「パラノイア★サーカス」感想 - はきだめにつる




5月


朗読劇「ラヴ・レターズ~2016 The Climax Special~」

5月15日(旧PARCO劇場


PARCO劇場の閉館に際して上演。ロビーには「ラヴ・レターズ」歴代カップルの公演写真が展示されていました。

錚錚たる顔ぶれの歴代カップルの中には推しの公演写真も並んでいて、推しがこの歴史ある作品の1ピースを担っているのだと実感してとても誇らしくなった。

朗読劇「ラヴ・レターズ~2016 The Climax Special~」(青木玄徳×遠藤久美子)感想 - はきだめにつる




6月


ミュージカル「エリザベート

6月30日、7月8日(帝国劇場)

城田トート閣下、人外すぎる。

とても肉感的なトート様。肉食獣のような畏怖に近い美しさと、惜しみないフェロモン。

ルバーブロンドに輝く髪がこれほどまでに似合う人間を、わたしは城田優と推し(ヅラ着用時)しか知らない。※井上トート様未見なので……
わたしが死ぬときはどうか彼に引導を渡してもらいたい。(遺言)

肉食獣の咆哮と、蛇のような密やかな気配を併せ持つ城田トート。ルドルフの棺からズルリと這い出るシーン、気味が悪くて最高でした。

加藤憲史郎くん演じるルドルフ(幼少期)と並ぶと、まるでライオンとうさちゃんみたいなサイズ感でおもしろかった。

ルドルフ役をWキャスト(6月は古川雄大さん、7月は京本大我くん)で観たら、ルキーニもWで観たくなって頭を抱えた。手持ちのチケットは山崎育三郎さんの回のみだったので、増やそうにも成河さんの帝劇キャスケと仕事の休みがひたすら合わず、泣く泣く見送りました。再演一生待ってます…………

山崎ルキーニのシニカルで飄々としたイタリア男感がとても好き。
軽やかな足取りで舞台を縦横無尽に掻き回し、自分は高みの見物。あま〜い声の皮肉屋さん。ミルクもキッチュも、ルキーニのナンバーは全部キラーチューンでずるい。




7月


斬劇「戦国BASARA4 皇本能寺の変

7月5日(Zeppブルーシアター六本木)



ゲームで使える固有技や固有奥義が殺陣に盛り込まれてるの、舞バサを観に来たって感じがします。

又兵衛さんの佇まい、腰を低く落としてステージ上を右往左往する感じがゲームのモーションそのままなので驚いた。

「武将祭2013」ぶりに伊阪達也くんの慶次を見たら、なんだかすごくエモい気持ちになった。

明智光秀・天海役の谷口賢志さんはこの作品を以て舞台「戦国BASARA」を卒業されるとのこと。

もともと戦国BASARAの1プレイヤーに過ぎなかったわたしが舞台版に足を運ぶきっかけのひとつを作ってくださったのは賢志さん演じる明智・天海でした。
2009年の初演から、蒼紅が卒業したあとも*5舞台「戦国BASARA」を支えて下さった影の立役者は実は賢志さんだと思ってます。お疲れ様でした。




新・幕末純情伝

7月8日(紀伊國屋ホール


再演おめでとうございます!
こんなに早く再演すると思ってなかったからびっくりした!玲奈ちゃんの沖田総司・石田さんの坂本龍馬がまた揃うと思うと楽しみ!!

舞台「新・幕末純情伝」感想 - はきだめにつる




9月


舞台「瞑るおおかみ黒き鴨」

9月6日(天王洲銀河劇場

ちゃんと記事書こうと思ったものの書きあがってない…………
観劇後泣きすぎて水分不足による頭痛に襲われ、マチソワ間は銀劇のロビーで冷えピタ貼って寝てました。満身創痍でソワレ観た。(そしてまた泣いた)




舞台「アヒルと鴨のコインロッカー

9月14日(中野ザ・ポケット)


2時間ぶっ通しのTHEストレートプレイ!

ドルジが河崎へと向ける陶酔が、小説や映画の「アヒルと鴨~」よりずっと強い印象を受けた。

元の河崎像からドルジのトレースする河崎像がかけ離れていくほど、回想の中の河崎から生の匂いが消えていくような気がして怖かった。

細貝圭さん演じる謎の男(河崎)。
ぞっとするほど超然としていてどこか人間味がない。
裏表のない善人なのだけど、穏やかな雰囲気に終始しているせいか、感情が読めなくて不気味な印象を受ける。

「アヒルと鴨~」におけるキーマン・ドルジ。
山田ジェームス武くん演じるドルジの、河崎にくっついて回ってるときの笑顔が無邪気で可愛くて、舌ったらずな日本語が愛しい。

舞台「アヒルと鴨~」の要になるのが多田直人さん演じる椎名。
多田さんの一人語りと、舞台上で流れ続けるディランのメロディーが調和してこの作品世界の骨組となる。

ほさかさんのツイートを見て、やや難解なアヒ鴨の話をどうやってまとめるのかなあとわくわくしていたのだけど、多田さんの語りも相まって非常にテンポよく展開していくのでとても見易かった。

物語の肝となる叙述トリックの部分も視覚的にわかりやすく、小説や映画版を未見で臨んでいたとしてもすんなり理解できる作りになっていたのが凄い。




映画「サマーソング」初日舞台挨拶

9月17日(シネマート新宿)


舞台挨拶に登壇したお亮と燈くんは信じられないくらい可愛かったし、浅香くんは役と同じくらいテンションが高かった。




映画「サマーソング」感想 - はきだめにつる




10月


タクフェス「歌姫」仙台公演

10月29日(電力ホール

グッときたぜよ~~~!

タクフェス初体験でした!
めちゃめちゃ楽しかった!!!

笑いあり、涙あり、踊りあり!
王道エンタメど真ん中な作品。

招木がロビーにずら〜っと並ぶ様がお祭り感を煽る。
推し、タクフェス出ないかなあ。招木出したいなあ。

2007年のドラマ版・歌姫が今でも観返すくらい大好きな作品なのですが、舞台原作だと当時は知らず、本家劇団で再演すると知ってとても楽しみにしていた作品。


入山杏奈ちゃん超絶かわいかった!
鈴ちゃん役がとてもハマっていた。「太郎と鈴でタロタロりんりんり~ん!」のかわいさよ。

後半の太郎ちゃんと神宮寺くんのシーンはずるい。

人情ものに弱いわ土佐弁が心に刺さるわで、涙腺にもろにヒットして辛かった。登場人物がみんないとおしい。宅間さんの太郎ちゃんをまた観たい!






11月


ミュージカル「黒執事~NOAH'S ARK CIRCUS~」

11月26・27日(TOKYO DOME CITY HALL

さあ、魅惑のサーカスへ

火花あり、曲芸あり、魅惑のサーカス。
年末まで感想まとめようとおもってたのだけど無理だったからお正月休みの間に書けたらいいなあ。




12月



推しの現場・ハンサムライブ・黒執事大千秋楽という究極の三択を迫られた結果、あまりにも今年推しを見られなかったため本命現場を選ぶ。




「メンタルの限界を感じたら1枚好きなチケットを取ってOK」というルールのもと1年過ごしてみた結果、仕事(推し事)で病んでる時期に観劇が集中してるの、我ながらわかりやすくて笑う。

仕事も推し事も辞めずに無事年越しできそうです。

2017年は年始から推しの現場があるので2016年よりずっと未来が明るい。

それではよいお年を~~~!




*1:私のホストちゃんにおける専門用語(ラブ、姫、No.1レビューなど)は各専門家のブログをご参照ください。ホストちゃんは過熱コンテンツのため、姫たちの熱いブログをご覧頂けることでしょう。

*2:舞台「ママと僕たち」(2013‐2016)ネルケプランニング制作。テニミュキャストを多数起用し、イケメン若手俳優が赤ちゃん役を熱演するという一見字面がヤバいけど非常に楽しい神舞台。テーマソングの中毒性がえぐい。

*3:ゲーム「SHOW BY ROCK!!」内ユニット「トライクロニカ」のファンの総称・夢銀河ツーリストの略。「トライクロニカ」はシュウ☆ゾー率いる3人組バンド。

*4:「シンガンクリムゾンズ」のファンの総称

*5:蒼紅=戦国BASARAのキャラクター、伊達政宗(蒼)と真田幸村(紅)。舞台版の初代伊達政宗役・久保田悠来さんと二代目真田幸村役・細貝圭さんは有明コロシアムにて行われたイベント「武将祭2013」をもって卒業。